一般社団法人
日本精神科看護協会

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画像一般社団法人日本精神科看護協会

  • 会長吉川隆博 様
  • 本部長中庭良枝 様
  • 研修担当部長相原法子 様
  • 認定担当部長柿島有子 様

志の高い精神科看護職の方々に、
専門性を高める研修を
全国にお届けしたい。

精神保健・医療・福祉の業務経験のある看護職が集まり、精神科看護領域における学術の振興をはかる日本精神科看護協会。こころの健康を通して、だれもが安心して暮らせる社会を目指しています。より質の高い研修を行うために導入された「manaable」について、吉川会長、中庭本部長、相原部長、柿島部長にお聞きしました。

−貴会についてと、精神科医療機関で働く方々から期待されている研修の役割について教えてください。

吉川会長

日精看は全国47都道府県に支部があります。近年は精神科看護領域の看護職の活躍の場が広がっています。精神科医療機関に勤務する看護職だけではなく、訪問看護ステーションや総合病院の精神科病棟に勤務する看護職、教育機関で精神看護学を担当する教職員の会員も増えてきています。
日精看の理念は、「こころの健康を通して、だれもが安心して暮らせる社会をつくります。」です。教育事業として、年に2回の学術集会、本部と支部で開催する研修、質の高い看護が実践できる精神科認定看護師の資格認定に関する事業を行っています。

日精看はこれらの教育事業に力を入れており、現場の看護職の皆さまは精力的に参加してくださっています。研修を受ける皆さまが期待しているのは、日精看での研修が「学び」「出会い」「つながり」になることです。日々患者さんと向き合う中で、視野を広げるために、同じく精神科看護を実践している方々とつながることができるのが、日精看の強みです。現場の看護職は「自分の看護はこれでいいのか?」と不安になったり、悩んだりすることがあります。その時に研修に参加すると「今、自分がしていることは正しかった」「こんな事もできそうだ!」と思えることもあります。日精看では、実際に精神科看護を経験している職員が研修の企画をしています。これが職能団体としての強みになっています。

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中庭本部長

私たちは看護職として、日々進歩する医療とともに患者さんやご家族のケアをしていく必要があります。そのために研修会を通して様々な情報を取り入れていくことが大切です。日精看では精神科看護の専門性に特化した知識を提供して、患者さんやご家族により質の高いケアをお届けすることができます。

こころのケアやコミュニケーションスキルを学ぶことは、看護職としてだけではなく、人としての成長にもつながると思っています。日精看では精神保健福祉法といった法律や倫理など精神科に必要な基本的な知識を学ぶ研修会を行っています。これらの研修会は、会員の皆さまの人としての成長を支える内容になっています。
たくさんの方に研修を受講していただき、精神科看護職の皆さまが誇りを持って生き生きと働いていただくことやご自身のキャリアを描くことが大切だと考えています。

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−研修管理システム構築の必要性を感じられた背景と、「manaable」を選ばれた理由についてお聞かせください。

相原部長

日精看では独自の研修管理システムがありますが、そのシステム全体の改修を検討していた時期にコロナが流行し始め、オンライン研修に対応できるシステムを導入しました。当時は、日精看の研修管理システムと新しく導入したシステムを使っていました。支払いや受付など、それぞれ別のシステムを無理に合わせて研修の運営をしていた感じです。
コロナ禍2年目のときに「manaable」を知り、一連の流れを一元管理できることにとても魅力を感じたんです。他社も検討していたのですが、私たちのように外販研修をしていて、会員と非会員で料金が異なる運営に対応できるのが、「manaable」でした。
もちろん、オンライン化一本に踏み切るという不安はゼロではなく、利用される看護職の皆さんのことを考えると勇気がいることでした。しかしコロナ禍を経験し、オンライン化の利便性や重要性も実感しました。新しいものを導入するときには不安はありますが、日精看の研修が使いやすくなったと感じてもらえるようにしていきたいと思います。

柿島部長

本協会の会員は医療従事者なので、会場で研修を受けに行くこと自体が難しい状況が2年続きました。教育の機会を確保しなければ、患者さんのケアに影響が出るため、オンライン研修の提供を続けていこうと強く感じました。結果として、子育て中や遠方の方々から、これまでより研修に参加しやすくなったという声も届きました。

−最終的に貴会内で、どのような判断が導入の決定につながったのでしょうか。

中庭本部長

私は以前まで、看護師として研修会に受講する立場でした。日精看に勤務して、研修会の企画運営の業務の多さに驚いたものです。「manaable」導入によって、事務作業が軽減されることが分かり、導入に前向きになりました。
また、他の看護系の団体で「manaable」を使っていたこともあり、看護の業界内でシェアの高い「manaable」を日精看に導入することで、現場の看護職にとって利便性が高いものを提供できると思いました。

−「manaable」導入による業務の変化と、導入サポートに関する感想をお聞かせください。

相原部長

導入後は、入金管理の業務が一番、効率化しました。今までは事務担当者が受講料の払込票を作成し、発送し、振込の消込作業を1件1件行っていましたので、「manaable」導入で払込票の発送準備から入金確認の作業がなくなり、とても効率が良くなりました。さらにシステム上で入金確認ができると、受講者はすぐにオンデマンド配信を受講できるので、支払いから受講までのタイムラグが少ないのもとても良いですね。

導入サポートでは、定期的なミーティングを行い、項目立てをして準備の流れが把握できたので良かったです。練習しなくてはいけない内容もよく分かりました。練習のときに質問すると、タイムリーに返事をくれてとてもありがたかったです。

柿島部長

通常の研修は1、2日で終わるのですが、認定の資格取得の研修は1年近くあり、事前の課題レポートの提出があります。以前は郵送で行っていましたが、「manaable」ではオンラインで課題を出したり、提出したりできるようになり便利になりました。
導入サポートに関しては、事務担当者に確認したところ、やはり「定期的な打ち合わせをして練習をする機会をいただけたのが良かった」という声が一番多かったです。

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−貴会は都道府県の支部にて「manaable」の導入を進めていらっしゃいますが、支部説明会の様子はいかがでしたか?

柿島部長

日精看では、支部の活動を担っているのは現場の看護職です。そのため「manaable」を導入するにあたっては説明会が必要だと考えました。ITRAさんの導入サポートのスタッフと一緒に説明会を開催し、導入に向けて支部も準備をすることができました。日精看と導入サポートスタッフが一丸となって、支部への説明会や登録への声かけができました。作成していただいたマニュアルを確認しながら「manaable」を使用している支部もあります。支部では現場の精神科看護の仕事をしながら「manaable」を導入しているので、このようなサポートはとてもありがたかったです。

相原部長

本部と支部で「manaable」を本格的に活用していくのは、これからだと思っています。「manaable」は様々な機能や設定ができるので、十分に理解して使いたいと考えています。今は支部と「manaable」の使い方を定期的に確認する機会を設け、研修の準備、運営を行っているところです。本部と支部が一体となって、全国の看護職に研修を届けていきたいと思います。

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