社会福祉法人
聖隷福祉事業団

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画像社会福祉法人聖隷福祉事業団

  • 理事・常務執行役員
    人事企画部長 健康推進室長
    鎌田 裕子 様

  • 人事企画部次長寺谷 裕樹 様

「教育が強み」だからこそ、
ワンランク上の研修を
内部・外部ともに提供したい。

保健、医療、福祉、介護の4つの事業を柱に、1都7県にて総合的なヒューマンケアサービス事業を展開する、社会福祉法人 聖隷福祉事業団。魅力的な研修と堅実な教育体制を構築しています。より充実した研修を行うために導入された「manaable」について、人事企画部の鎌田理事と寺谷次長にお聞きしました。

−貴事業団の強みである教育について、研修作成や体制についてお聞かせください。

鎌田理事

私は看護師として入職し聖隷浜松病院・聖隷三方原病院で臨床経験・管理職として仕事をしてきました。2010年に本部へ異動し、人事部キャリア支援室の室長に就きました。そして、より現場に密着した研修が行えるよう、運用から実施まで企画運営を行ってきました。受講するだけの研修ではなく、学んだ内容を現場のOJTや利用者サービスに還元できるよう研修の充実に取り組んできました。さらにキャリアパスや専門職ラダーなどを充実させ人材育成の仕組みを構築しています。

寺谷次長

職員の育成に力を入れているのが当事業団の一つの特徴です。当事業団に就職を希望する方々からは、「研修制度が充実していることが聖隷を選んだ理由です」と言われることが多く、いかに入職後の育成制度に興味を持っているかが伺われます。聖隷福祉事業団の研修は、外部講師に頼らず、講師やファシリテーター、研修コンテンツの作成に至るまで現場をよく理解している役職者が担っています。
また、組織で取り組む健康推進はもちろん、人材育成の取り組みも評価され、健康経営優良法人 大規模法人 ホワイト500認定企業に選定されました。

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−大規模な団体で、研修作成から実施までを内部で完結するのは素晴らしいですね。資料作成や受講者のアンケートはどのようにされていますか?

鎌田理事

新人から中堅職員までの研修は病床数の多い4つの総合病院(浜松・三方原・横浜・佐倉病院)の委員会とそれ以外の事業部・福祉施設等の委員会で資料準備から企画・運営まで行っています。さらに役職者の研修は、各事業部の研修委員を中心で構成した研修委員会を設置し企画・運営しています。
研修後には必ずアンケートを実施し、研修の理解度や満足度などを研修運営の振り返りやファシリテーターのフィードバックに活用しています。また、選任されたファシリテーター自身も研修の準備や講義をすることで理解を深められ、現場に還元できるという良いサイクルが生まれています。
ファシリテーターを希望する職員も多く、積極的に研修企画に取り組んでいます。ファシリテーターという役割を持つことで自ら学び、実践力も上がりますし、同時にマネジャーとしても力がつくからです。研修と現場をリンクさせている例ですね。また、研修を通じて職員同士の横のつながりもでき、人脈ができることも魅力だと思います。

−外部研修事業もされているとのことですが、経緯や課題点などがあればお聞かせください。

鎌田理事

外部研修事業は、ヘルパー2級研修(現:初任者研修)から始まり、医療や介護・福祉制度、社会的なニーズの変化に伴い、外部研修事業を増やしていきました。地域の法人様に、私たちが研修を提供することで、地域貢献にもつながると考えました。そして、このような活動を行っていくうちに、地域とのネットワークが強化され、外部の方からもご好評いただいています。現在では、実務者研修・看護師の特定行為研修など数種類の外部研修を実施しています。今回、e-ラーニングなど通信技術を活用した研修は初の試みだったので、ノウハウがなく大変な作業でしたが、時代や世の中の状況に合わせて研修制度を変更していくことで、より良い教育を受講者に提供できると考えています。

寺谷次長

外部研修事業は、事業団の職員以外の方にも研修を有料で提供しているため、決済管理に一番困っていました。さらに、コロナウイルス感染症が蔓延したことにより、外部研修・内部研修ともにWeb研修の回数が増え受講履歴の管理も煩雑になり、システム導入を検討し始めました。
もともと各施設での研修受講管理は煩雑なため、簡略化したいという思いを持っていましたので、よいきっかけになりました。
たとえば病院では、安全で安心な医療を提供するために職員全員が受講する研修があります。病院機能評価の項目でも評価される内容になっていますので研修受講管理はとても重要です。受講者を把握し、未受講者へのフォローにも活用できます。これらに対応でき、外部研修と法人内研修どちらも活用できる研修システムが理想でした。

聖隷福祉事業団

−そのような状況の中で「manaable」を導入されたわけですが、これまでの課題点は解決されましたか?

鎌田理事

はじめはシステムを一斉に導入し、事業団全体で研修管理体制を更新する予定でしたが、当事業団は規模が大きく、各事業部の状況も鑑み、段階的にDXを推進していこうと考えています。一方で、一部専門職研修では「システムを今すぐ使いたい!」という声も挙がっているので、希望のある研修には導入を進めていこうと考えています。そこで「便利だった」「使いやすかった」という生の声が広がっていけば、その他の施設でも「使ってみたい」と思うのではないでしょうか。徐々に慣れていってもらえたらと考えています。

寺谷次長

私は、外部研修と内部研修のどちらも活用できると分かった時、「これしかない!」と思いました。
集合型研修、LIVE研修、Web研修、すべての研修形態で受講管理の課題解決ができ、決済管理も同時に解決できるという点に魅力を感じました。

聖隷福祉事業団

−ITRAのサポートについてはいかがでしたか?また今後は「manaable」をどのように活用されたいですか?

寺谷次長

外部研修と法人内研修に対応した受付から決済、受講管理までの機能を最大限活用させていただくので、操作を覚え、設定するのは大変でした。
ITRAさんも様々な機能を活用するための提案・サポートは大変だったと思います。当事業団が多数の事業所を持っているという背景や、多数の職種があるなどの特徴があるので、その組織構造をよく理解していただいた上でのサポートだったと思います。
今後は、病院や事業部を跨いだ専門職の研修や各施設の研修など「manaable」の活用を広げていきたいと考えています。多種多様な職員がいますので、ご家庭の事情や子育てや介護などで、すべての集合研修に参加できない方もいらっしゃいます。時間と場所にとらわれず、多様な人材がきちんと研修を受けられるためのツールとして、活用できることを目指しています。今後も「manaable」を活用し、職員の育成にさらに力を入れていきたいと考えています。

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聖隷福祉事業団 人事企画部 寺谷次長
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